趣味のダイビングをもっと楽しむためにレーシックを受ける方は数多くいます。
アウトドアスポーツ全般にメリットが大きいレーシックですが、特にダイバーにとっては非常に効果の高い手術がレーシックです。
視力が悪い方がダイビングを楽しむためには、
- コンタクトレンズを付けてダイビングをする
- 度付のマスクを使用してダイビングをする
のいずれかの方法となります。
コンタクトを付けたままのダイビングの危険性
コンタクトを付けたままのダイビングをする方もいますが、実は非常にリスクの大きい方法です。
ダイビングにはマスクが曇った際に、マスククリアと呼ばれる方法で、マスク内に水を入れて曇りを取るテクニックがありますが、この際にコンタクトが外れてしまうことは多くあります。
また、そうでなくとも不慮の自体でマスク内に水が進入してしまうこともありえます。
水中で視力を失うことは、ダイビングで最も避けるべきパニックのキッカケともなり得るため、非常な危険を伴います。
また、その危険が生じる可能性があること自体が心理的なストレスとなり、ダイビングに集中できなくなり空気の消費量が多くなったり、ダイビング自体を心から楽しめなかったりということも起こります。
本来人間が活動できない海中で行うレジャーであるダイビングは「いかにリスクを避けるか」という保守的なスタンスがあって初めて楽しめるものです。
したがってコンタクトレンズを装用してのダイビングは避けるべきでしょう。
度付のマスクでもリスクはある
度付のマスクを使用してのダイビングは、コンタクトを付けてのダイビングに比べれば比較的リスクは少ないでしょう。
とはいえ、眼鏡を外してのエントリーポイントへの移動で転倒しそうになったりと、やはり不安や不便はあるでしょう。
レーシックで全ての不安を解消して快適なダイビングを
レーシックを受けて裸眼でダイビングをすることができれば、これらの不安は全て解消され、ダイビングを思い切り楽しむことができるようになります。
ただし、レーシック後1カ月程度は角膜の状態が不安定で、強い衝撃や、海水からの雑菌の侵入による感染症の危険を避けるため、ダイビングは行うことはできません。
ですから、もし海外旅行でダイビングを楽しむためなどという目的があるのなら、かなり早めから手術のスケジュールを考えておく必要があります。
なお、レーシック前には「適合検査」という事前の検査があり、この検査の結果次第では、レーシックを受けることができなかったり、受けることのできるレーシックの種類が限られてしまったりということもありますので、レーシックを受けることを迷っているのであれば、まずはこの適合検査だけでも受けておきましょう。
また、術後の眼の回復のスピードは個人差がありますので、必ず、レーシック後の定期検診で医師の許可が出てからダイビングを再開するようにしましょう。
とはいえ、1カ月程度のブランクのみで以降はずっと裸眼のダイビングを楽しめるのですから、レーシックはダイバーにとっては非常に魅力的な手術といえるのではないでしょうか。